それからまた
何周も何周も季節がめぐり
人が船を使って海を越えるようになった頃。
海の外から珍しいものが入る日は
6つの国の誰もがソワソワして
目新しいものに出会えることを楽しみにしていました。
同じ頃。遠く離れた 細い小さな島に
1つの瓶が流れ着きました。
一人の青年が瓶を開けると、そこには
「長寿の町」の話が書かれていました。
終わりに、「なぜこの町がこのような長寿の町になったのかは分からないが、いくつかこの謎を解き明かしてみたいと思い、仲間を募る」と書いてありました。
青年はしばらくして、ハッとして
すぐに 海を越える支度をし始めました。
青年には、なぜ この遠く離れた1つの町だけが
長寿の町になったのかが 分かったからです。