さぁ、オリスが町の役場で金のきのこの話をすると、もう大変。

ここからは、あなたもご存知のことです。

町の学者や外の町の人たちが 

次々にジャングルへ押しかけ、我も我もときのこを狩りにきたのでした。

この騒々しさは想像異常で、オリスはもう、くたくたでした。

それでも 夜になると 人々は狩ったきのこをヤッタ、ヤッタと持ち帰り、

ジャングルの前にはすっかり静けさが戻りました。

よくあさ オリスが目を覚ますと、

家の前にたくさんの人がやってきていました。

よくみると、みんな昨日ここにやってきていた人ではありませんか。

彼らが口々に言うには、

狩ったきのこを持ち帰る途中、
南の町、東の町、ちょうど町のさかいへ差し掛かる頃に

きのこが溶けて無くなってしまったというのでした。

不思議なことだと思いましたが、

たしかに、これまで 金のきのこは町の外へ出ることはありませんでした。

町の外に出すことができない。

長寿の秘密をもった不思議な金のきのこに、

もう一つ、不思議なことが加わったのでした。

神のきのこの物語

自然の恵みが与えた奇跡
長寿の町のジャングルの奥地に住む変わり者のオリスと海を越えてきてやってきた青年からはじまる「神のきのこ」の不思議なお話しです
Story22 画家になった少年と金の雫

Story22 画家になった少年と金の雫

Story21 心の病と祠に導かれた少年

Story21 心の病と祠に導かれた少年

Story20 鳩が運ぶお守りと、消えた病の巣

Story20 鳩が運ぶお守りと、消えた病の巣

Story19 走る男と広まる祠のうわさ

Story19 走る男と広まる祠のうわさ

Story18 村のはずれの金の雫の祠

Story18 村のはずれの金の雫の祠