金のきのこが

海を渡り、青年の故郷へ帰ってくると

それはそれは大変でした。

すぐに落ち着ける住処をつくらなくてはならなかったからです。

さいこう、さいこう、もう最高。

この地はなんだか 気が合いそう。

ところかしこに菌がいる。

人と菌が仲良しな場所。冒険は、最高だ。

そんな歌を歌いながら、

きのこの言う通りに、

富士山の水やサトウキビの搾かすを入れて

土をつくりました。

「んー・・土はいいが 寒くて乾燥してたまらない。

なんとかしてくれ」と金のきのこは言いました。

どうしたものか、と困っていると

昔おじいさんが 残してくれた、はなれの小屋を思い出しました。

そこにはかまどもあったので

青年は かまどに火をくべて小屋を蒸し温め、

土を広げて 瓶の蓋をあけたのでした。

神のきのこの物語

自然の恵みが与えた奇跡
長寿の町のジャングルの奥地に住む変わり者のオリスと海を越えてきてやってきた青年からはじまる「神のきのこ」の不思議なお話しです
Story22 画家になった少年と金の雫

Story22 画家になった少年と金の雫

Story21 心の病と祠に導かれた少年

Story21 心の病と祠に導かれた少年

Story20 鳩が運ぶお守りと、消えた病の巣

Story20 鳩が運ぶお守りと、消えた病の巣

Story19 走る男と広まる祠のうわさ

Story19 走る男と広まる祠のうわさ

Story18 村のはずれの金の雫の祠

Story18 村のはずれの金の雫の祠